mont’s diary

非定期更新

どこで就職するかの話

どこで就職するか。

 

就職する人がどの段階で就職するべきか最近考える(考えさせられる)機会が多いのでまとめます。明日は試験なので寝なきゃですが思い立ったので書きます。研究者志望で博士に進んだり留学してPh.Dとったりする人のことはあんまり考えていません。

 

最初に書いておきますが、僕は多分院進します。今更就活始めても思い通りに就職することはできないでしょうし。

 

 

僕が考えていたこと

つい最近まで僕が考えていた、大学院に進学するに当たって考えていたことリスト。

  1. (前提として)自分は、研究者よりは就職して働く方が向いている気がする。
  2. けど、周りはみんなとりあえず修士行く人が大半だし......。
  3. それに、学部の2年ちょっとではこの分野をきっちり勉強できたとは思えないし、修士にいってしっかり理解してから社会に行きたい。
  4. あと、やりたいことがわからなくなってきたし、きちんと進みたい業界を見定めてから就職したい。
  5. そもそも社会に出たくない。
  6. モラトリアムを延長したい。

少し前の僕の意見です。これに対して返答して行きます。自問自答です。

 

 

今の考え

1. (前提として)自分は、研究者よりは就職して働く方が向いている気がする。

同意。まあ分かる。

 

2. 周りはみんなとりあえず修士行く人が大半だし......。

まあ薄々分かってはいたけど付和雷同はめちゃくちゃ危険思考です。しっかり自分で考えましょう。

 

3. 学部の2年ちょっとではこの分野をきっちり勉強できたとは思えないし、修士にいってしっかり理解してから社会に行きたい。

これが一番の誤りなのでは?と今は思っている。

  • 学部の2年ちょっとだけの勉強でも、その分野の概観は得られている。
  • 修士にいけばしっかり理解できるとは限らない。その分野を完全に理解するなんて無理だろう。
  • 就職してからも勉強する機会は(おそらく)ある。というか会社でやらされるだろうし。

別に修士に行ったからと言って「十分に」理解が深まるとは限らない。逆にそれどころか就職することによって理解が深まることもあるとは思う(その辺は企業や職種の選び方にもよるだろうが)。というかどうせ就職するなら早いうちから将来活かせる武器を企業で磨いた方が手っ取り早いのでは?という気もする。

 

4. やりたいことがわからなくなってきたし、きちんと進みたい業界を見定めてから就職したい。

まあ単なるリサーチ不足ですね。インターンにでも行けばよかったのに。もしこれを見ている「将来研究者ではなく企業で勤めることを考えている」学部3年生は、今からでも遅くありません。インターンを探しましょう

 

5. 社会に出たくない。

どうせいずれ社会に出るんだから手を拱いてないでとっとと出ろ。

 

6. モラトリアムを延長したい。

分かる!!!!!!!!!!!

 

まとめとか

以下の条件に当てはまる人は正直学部で就職すれば良いと思います。

  1. 就職したい > 研究者になりたい
  2. 多少なりとも就職したい業界がある

1はまあ当然として、2もそこそこ重要かも。ただ、「どの業界に行けば良いのかわからない」と悩んでいるのであれば、院進を決定する前にインターンに行くなどして自分に合う業界や企業を徹底的に探す努力をするべきですね。これが結論。

 

 

おまけ:インターンについて

おまけ。インターンってめちゃくちゃ重要なんじゃね?と思い始めました。

恥ずかしながら、前までは「自分はインターンなんて行かなくてもなんとかなる」という謎の自信と、「インターンで得られることなんて大したものじゃないだろ」という謎の上から目線さ(いずれも単なる無知ですが)からインターンを敬遠していました。あるいは、「インターン」という文字列から漂う「「「意識高い系」」」オーラを勝手に感じ取って密かに見下していたのかも。過去の自分を殴りたい。

 

これは共同体全般に言える話でもありますが、どうやら企業というものにもそれぞれ独自の雰囲気や伝統というものがあるらしいです。この各企業固有の性質というものは、もちろん業界にも依存するでしょうが、それ以上に各企業によってもバラバラなようです。例えば自動車業界で言えば、T社とH社も全然違うし、N社やS社やM社やもそれぞれ全然違う企業風土であるという話をよく聞きます。将来就職する人は、当然ですがどこかの企業に属することになるわけですから、当然企業を選ぶときはその風土はめちゃくちゃ大事になってきます。それを知る(orその一旦を垣間見る)ことができるという意味でも、インターンはめちゃくちゃ重要でしょう。

 

もしこれを見ている学部2年や3年の人がいたら、(もし将来は就職を考えているなら)ぜひインターンに行ってください。で、企業の人と色々話してみてください。彼らはどういう人間なのか、どうしてそこに就職したのか、どういう考えのもとで働いているのか、その企業は業界でどういう立ち位置なのか、などなど......。

僕は幸いなことにも、去年1年間で多くの社会人の方とお話しする機会に恵まれましたが、やはり「若さ」の特権はかなりの効力を持っていて、色々と教えてくれます。臆せず色々聞いてみるべきです。

 どういうインターンに行けば良いの?とかいう質問はしないでください。僕行ったことないし。

 

すごいまとまりのない文章になりました。とても尖った主張になった気もしますが、実際に尖っているのかどうかはわかりません。いたって普通のことを述べているだけな気もする。