mont’s diary

非定期更新

備忘録

2019年の9月からおよそ1年間、スイス連邦工科大学ローザンヌ校に留学してきます。それに伴って1学年落ちます。1個下の方々よろしくお願いします。備忘録がてら経緯を書いておきます。

 

きっかけ

もともと(3年くらい前から)スイスが好きで、いつか機会があれば留学してみたいなと思っていました。といっても日本での勉強環境にはそれなりに満足していた(というかB3とかは忙しすぎた)ので具体的に行動に起こしてはいません。

きっかけは、B4の時に配属された研究室に留学している人が多かったこと、どっかの誰かに「留学するならB3かM1が良いよ」と言われたことだったと思います。

 

理由

一言で説明しづらいのですが、強いて言えば「研究の適性を確かめたい」が一番大きい理由です。

実は、B4のときは研究があまり好きではありませんでした。卒論の時もあまり楽しいと感じたことはありませんでした。ただしばらくして振り返ると、それは「自分が研究に向いていないから」ではなく、テーマと環境に依るところが大きかったのではないかという思いが強くなってきました。

僕の所属している研究室はいわゆる「放置系」で、研究テーマも自分で決めます。僕は残念なことに夢もないし研究したいことも明確でなかったために研究テーマが右往左往した結果、自分でもなにやってんだかよくわからない系の研究に仕上がってしまいました。その結果、あまり楽しめなかったように感じます。

あと、放置系研究室ならではなのでしょうか、「教員→学生」も「学生→学生」も含めて「研究指導」という文化があまりないように感じます*1。独学でやっていける強い人なら良い環境なのですが、小学校でも中学でも高校でも大学でも、幸運にも良い先生の優れたご指導に恵まれた結果ここまで来た甘えん坊人間なので、こうした環境が自分に適していなかった気がします(なぜこの研究室に来たのか、、、)。

おそらく以上のような理由から研究があまり楽しめなかった気がします。そこで、やりたいテーマを今一度考え直し、別の環境に身を置けば、自分と研究の相性がもう少し見えてくるのではないかと思いました。

 

ぶっちゃけこれに気づいているのが早ければ研究室なり専攻なりを変えるのが最良だったのですが、残念ながらすでに院試も終わり間も無くM1になろうとしているところだったのでそれはやめました。別の環境で研究できる方法何かないかな〜と頭の片隅で考えた結果、ふと思いついたのが留学です。

もちろん他にも選択肢はあったのですが、あとは直感で留学という選択肢を選びました。

 

留学の内容

たぶん、ロボティクスを勉強します。航空宇宙を勉強していたはずなのにいつの間にかだいぶ違う方向を向いている気がします。

普通に授業も履修しますし、研究もする予定です。詳しいことはいずれまた書くかもしれません。

 

その他

留学する上で一番大事なのがお金です。奨学金をいろいろ探した結果、トビタテという奨学金にめぐり合いました。なかなかたいそうな金額を数多くの留学生に給付しているMEXTの奨学金です。スイスの物価は正直めちゃくちゃ高いですが、それでも質素に暮らしていけば家賃食費交通費学費もろもろ1年分くらいはトビタテで賄えるのではないかと勝手に思ってます*2。「留学したいけどお金が、、、」という人がいたら、ぜひ奨学金を検索してみてください。僕が無知なだけかもしれませんが、意外とどうにかなる気がします。

 

 

なんか自分で読み返してみるとすごく後ろ向きな理由に聞こえますね、、、。今の研究室の良い部分もある(自分のやりたいテーマをじっくり考えることができている点とか)し、留学も今の所はなかなか楽しみです。1年間使って知見を広げるつもりで頑張ります。唯一、今日本にいる人たちと会えなくなってしまうのが寂しいので、ぜひ遊びに来てください。

*1:正確にいうと、教授方とは毎週設定されたMTGで10~20分程度進捗を確認してくださる機会はあったので、研究指導はしてくださいました。ただ、そういう指導の文化が自分にはあまりあっていなかったように感じます。また、研究はみんな個人で行い、ラボメンで互いに知見を共有するといったこともあまりありませんでした。

*2:ちなみに、まさについ先ほどまさに面接を受けてきました。そこそこ手応えがあったのでこのブログを書いています